香港経済はここ数か月、不安定な外部環境に直面している。第2四半期の実質GDPは、主に活発な域内需要と好調な観光客入れ込み 状況に支えられ、前年同期比3.3%の伸びを示した。7月、8月の小売は堅調さを保ったが、一方、商品輸出は引き続き停滞。今後 については、米国による金融政策の方向転換の可能性等から派生するリスクもあり、世界経済の見通しは依然として不透明感が強い。 政府は8月半ば、2013年のGDP成長率見通しを2.5 ~ 3.5%に修正した。