大阪アジアン映画祭が今年も3月7日から3月16日の日程で開催され、香港映画界の活気を日本の映画ファンに伝える6本の香港映画作品が上映されました。香港経済貿易代表部と香港政府観光局が同映画祭に協力するのは、今年で3回目。前回に引き続き「Special Focus on Hong Kong」と銘打った特集企画が行われました。
この特集では、新進気鋭の監督による『ある複雑なお話』、『越境』、『狂舞派』に加え、1960年代から70年代にかけての香港映画黄金期の傑作3本が上映されました。『大酔侠』、『片腕必殺剣』、『空とぶギロチン』の3作品は、今年1月に亡くなった“香港映画界の父”、ランラン・ショウ(邵逸夫)氏を追悼して特別に上映されたものです。
3月14日には、レセプションと映画上映の2部構成で「Hong Kong Night」を開催。香港映画界からのゲストを含め100人余りの招待客が出席したレセプションに続いて、『ある複雑なお話』の上映が行われ、約300人の映画ファンがこの日本初上映の作品を鑑賞しました。