12月28日、香港国際空港のミッドフィールド・コンコースが供用開始され、新たに年間1,000万人の旅客への対応が可能となりました。5階建て、広さ10万5,000㎡の新コンコースは、20カ所の駐機スポットを備え、自動旅客輸送システムにより第1ターミナルとつながっています。環境に配慮した設計が取り入れられており、省エネルギー照明、高性能ガラスパネル、日射遮蔽装置を特徴としています。2015年に香港国際空港を利用した旅客の数は、前年比8.1%増の6,850万人に達しました。
世界初の「ジャイアントパンダ・パブリックアート・ワールドツアー」が香港にやってきました。10月26日から11月4日まで、尖沙咀(チムサアチョイ)にある商業施設「1881ヘリテージ」でカラフルなデザインを施されたパンダのオブジェ60体以上が展示され、訪れる人を楽しませました。香港内外の著名アーティストが香港での展示のため特別に制作したこれらの作品は、チャリティオークションにかけられました。
11月5日から7日の3日間、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催された「香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・フェア」には、32カ国・地域から1,000社を超える出展者が参加し、多くのワイン愛好家や関連業者が会場を訪れました。イベント期間中は、数々のワインの試飲、マスタークラス、カクテル作りのデモンストレーションやセミナーが行われました。
香港生産力促進局は10月、電気バス「Made by Hong Kong」を初公開しました。車体の軽量化、走行距離の延伸を図りつつ、香港特有の道路事情に対応できるよう設計されています。香港特別行政区政府の技術革新・科学技術基金とプロジェクトのパートナー企業からの資金で開発されたこの環境にやさしいバスは、交通分野における香港の環境負荷低減技術に新たな一里塚を打ち立てました。