12月5日に深圳・香港株式相互取引制度が開始し、香港および海外の投資家は深圳証券取引所に上場しているA株を香港経由で売買できるようになりました。一方、資格要件を満たした中国本土の投資家は、この新しい仕組みを通じて香港上場銘柄の取引が可能になりました。
今回始まった相互取引は、2014年11月に開始した上海・香港株式相互取引制度に続き、中国本土と香港の株式市場の相互アクセスを可能にする第2のチャネルです。
深圳・香港株式相互取引制度は、中国本土の資本市場改革を促すとともに、人民元の国際化を進める助けとなるでしょう。そして香港にとっては、国際金融センター、また主要なオフショア人民元ハブとしてのその地位を強化するものです。