インベスト香港は、海外直接投資を誘致するために設立された香港特別行政区政府の一部局で、海外や中国本土の企業による香港での事業設立・拡大の支援を行っています。
香港投資推進局(インベスト香港)は2017年に、前年比2.8%増、過去最多となる計402社の海外・中国本土企業による香港進出、あるいは香港での事業拡大を支援しました。国・地域別の内訳は、中国本土が86社で引き続き最も多く、以下、米国47社、英国35社、オーストラリア23社、日本22社でした。
これら企業の業種は多岐にわたり、運輸・工業が61社、観光・サービスが59社、技術革新・科学技術が53社となっています。また、創出された雇用は計5,098人分に上っており、前年比28.5%の伸びを示しました。
株式会社東京技研(東京技研)は、歯科用セントラルサクションシステムを歯科医院に提供して50年以上の歴史を持つ、日本でも有数の企業です。そのセントラルサクションシステムは、日本全国29の歯科大学に導入されています。
東京技研の製品やアフターケアサービスを、香港をはじめアジア諸国の都市にある歯科医院や病院、大学に香港から提供することを目的に、東京技研は提技貿易(香港)有限公司(TG Trade (Hong Kong) Co., Ltd.、TGHK)を設立しました。
東京技研はまた、10年以上前から日本の高齢者にオーラルケア製品を提供しています。日本は世界初の「超高齢化」国家となりましたが、香港がそうなるのも時間の問題です。TGTHKはさらに、香港での高齢者向けオーラルケア製品提供にも重点を置き、香港の高齢者の健康的な生活をサポートします。