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香港の新たなランドマーク「大館」がオープン

ビジネス街・セントラルの旧警察署が芸術文化の発信基地に。19世紀半ばの歴史的な建築物も

大館開館記念式典に出席した林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官(写真・前列・左から7 番目)
大館開館記念式典に出席した林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官(写真・前列・左から7 番目)

セントラル警察署建築群は大規模な改装を経て、歴史文化遺産とアートの中心地「大館(タイクゥン)」として生まれ変わりました。香港の新たな文化のハブとして、一般公開が始まっています。

5月25日の開館記念式典で、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は「大館は、香港が取り組んでいる文化遺産保護活動の輝かしい象徴となるとともに、100年以上の歴史を持つ香港のCBD(中心業務地区)であるセントラルを、さらなる高みへと導くことを目指す『セントラル保存構想』における大きな成果だと語りました。

また、「大館は香港の重要な文化発信基地となり、若者やアートに興味のある人が集い、訪れる人に昔の香港を思い起こさせる場所、そして旅行者にとっては必見の観光スポットとなることだろう」と述べています。

ハリウッド・ロードとチャンセリー・レーンの間に位置する大館には、古くは1841年に建造された建物が現存し、豊かな歴史に触れることができます。旧セントラル警察署、ビクトリア監獄、セントラル裁判所を含む16の歴史的建造物が、1万3,600平米に上る敷地に立ち並んでいます。

大館は、アーティストの滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)、展示、イベント、パフォーマンス、映画、写真、音楽、デザイン、文化的伝統など、地元と世界各地の文化芸術を発信するための多目的会場として機能し、香港の生活を文化面で一層豊かなものとすることが期待されます。

より詳しい情報や写真は、こちらをご覧ください。

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