林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の日本公式訪問に合わせ、10月29日から11月11日にかけて「香港ウィーク」が開催されました。
卓越したビジネスハブ、魅力あふれる旅行先、豊かでユニークな文化、創造性と個性、芸術性に満ちた街としての香港を、都内各地での多彩なイベントで紹介しました。
香港政府観光局が丸の内KITTEで開催。「広東・香港・マカオ大湾区」(グレーターベイエリア)の発展に伴い、マカオや広州など近隣地域へのアクセスが便利になった香港の新たな魅力を紹介しました。会場には、香港のセントラルにある香取慎吾さんのストリートアートのレプリカが展示され、訪れた林鄭長官(写真・右)は香取さんから作品について説明を受けました。
このコンサートでは、アジアユースオーケストラ(AYO)の香港・日本OB/OGメンバー27人が演奏を披露しました。香港を拠点とするAYOには毎年アジア各地から優秀な若手音楽家が集まり、公演と文化交流のため海外ツアーを行います。
AYOは香港と日本の芸術・文化交流の促進にも重要な役割を果たしており、1990年に初公演を熊本で開催して以来、毎年のように来日公演を実施しています。2010年、高松宮殿下記念世界文化賞で若手芸術家奨励制度の奨励対象に選ばれたほか、2015年5月には日経アジア賞(文化・社会部門)を受賞しました。
香港建築士学会の主催で、銀座蔦屋書店を会場に開かれたこの建築展では、香港の建築の独自性と豊かさを映し出す多種多様な作品が展示されました。
16の展示作品は、香港の建築家28人の手になるものです。林鄭長官(写真・左から2人目)も開会式に出席し、展示を観覧しました。
林鄭長官は、エコノミスト・コーポレート・ネットワークが主催した昼食会に出席し、リーダーの立場にいる女性、女性の社会的地位の向上、女性のキャリア開発への支援といったテーマについて、約150人の上級経営幹部たちと議論しました。その中で、女性の活躍を推進するため香港政府が実施している各種イニシアティブについても紹介しました。
チョンサムとは、広東語でチャイナドレスのこと。香港アートセンターは渋谷ヒカリエで開催した企画展で、香港のファッションデザイナーによるモダンなチョンサム約10点を展示し、時代と世代を超えたこの伝統的な衣装の多様性を示しました。