【進出事例】2022年2月
[ケーススタディ]
タイのデザートブランド「After You Dessert Cafe」が海外1号店を香港にオープン
2007年設立のタイの上場企業 After You のデザートブランド「After You Dessert Cafe」は2022年2月9日、タイ旗艦店から香港のお客様にオリジナルの味をお届けするため、香港に海外1号店をオープンしたことを発表しました。
新店舗は、コーズウェイベイ(Causeway Bay)の中心部に位置しています。同店では、代表的なデザートであるハニートーストやかき氷シリーズに加え、タイから取り寄せた飲料や、お持ち帰り用のパッケージ食品を多数取り揃え、いつでもどこでもタイの味を楽しんでいただけます。
インド出身のウェルネス起業家、香港に健康志向のレストラン&スペシャリティカフェをオープン
ウェルネス起業家Nobin John氏は2022年2月11日、香港に新しいレストラン&スペシャリティカフェ「Orka」(オルカ)をオープンし、持続可能で健康に焦点を当てたダイニング体験を提供することを発表しました。
Orkaはセントラルの中心部に位置し、様々な食生活を送る人々に、より健康的なダイニング体験を提供することを目的としています。スウェーデン語で「エネルギー」を意味するOrkaは、Nobin John氏と Aswini Rachel氏が率いる受賞歴のあるコンセプトクリエーターとウェルネス専門家により構成されたチームが生み出したブランドです。
共同設立者のNobin John氏は、「香港の人々は健康志向が高く、食品の持続可能性、社会的責任、品質に関心を持つようになり、あらゆることに気を配ったマインドフルな食事の実践に取り組み始めています。
私たちは、香港の植物由来のグリーン食品市場には大きな可能性があると信じています。植物由来の食事について語るとき、All or Nothingのアプローチである必要はないのです。ヴィーガンでない人が食事の75%だけを植物性食品に置き換えたとしても、それだけでこの世界をより良い場所にし、二酸化炭素排出量削減に大きく貢献することができるのです。私たちは、このコンセプトを街のダイニングシーンの最前線に広めていきたいのです」と語りました。
健全なデジタルゲイン
OSLは、香港、シンガポール、ロンドン、アメリカ大陸にオフィスを構えるアジア有数のデジタル資産プラットフォーム企業です。
香港証券取引所に上場しているBCテクノロジーグループ(証券コード:863 HK)のグループ企業であるOSLは、香港証券先物委員会(SFC)からデジタル資産事業に関するタイプ1(証券売買)およびタイプ7(自動売買サービスの提供)のライセンスを取得した最初の企業で、富裕層(HNWI)、トレーダー、ブローカー、ファンド、デジタル資産保有者などの機関投資家やプロ投資家向けに、安全かつ確実に取引できるデジタル資産プラットフォームを提供しています。
「私たちは、香港におけるデジタル資産の前途を楽観視しており、近年のビジネスの急激なデジタル化により、アジアおよび世界の金融の主流分野において、デジタル資産の活用が進むことを強く確信しています」と同社のCEO Wayne Trench氏は語りました。
また、Trench氏は2018年にSFCが定めたデジタル資産のガイドラインについて言及し、SFC の先見性が香港のデジタル資産規制の枠組み確立につながったとし、次のように述べました。
「SFCはデジタル資産にも従来の証券と同レベルの規制と消費者保護を適用しており、香港はデジタル資産投資家にとって最も投資しやすく、安全な地域の一つとなっています。世界で最も成功しているデジタル資産企業のいくつかは、過去数年の間に香港で設立または上場しています。政府の前向きなアプローチにより、近い将来、この分野が飛躍的に成長することが期待されます」
さらに同氏は、「香港は、大中華圏や地域全体でビジネスを行おうとする国際企業のハブであると同時に、中国や他のアジアに拠点を置く企業がグローバルにビジネスを行うための出発点でもあります。これにより、アジアの成長エンジンの中心に位置し、成長とイノベーションを助長する躍動感のある労働および生活環境が生み出されています」と続けました。
詳しくはこちら(英):
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/robust-digital-gains.html
ファミリーオフィスが広東・香港・マカオ大湾区(GBA)で活躍するための豊富な機会
中国の華泰國際金融控股有限公司(華泰国際)は、香港と中国本土の緊密性を最大限に生かし、ファミリービジネスのクライアントにサービスを提供しています。
近年、中国本土のファミリーオフィスは、その資産を大中華圏以外に配分することが多くなっています。中国本土と文化的・地理的に緊密な関係を持つ国際的な金融センターとして認知されている香港は、ファミリーオフィスのビジネスにとって最適な場所と言えます。華泰証券傘下の華泰国際は、このチャンスにしっかりと目を向け、グループのファミリーオフィス事業を展開するために、2017年に香港で設立されました。
Huatai Financial Holdings (Hong Kong) Limited(華泰金融控股(香港)有限公司)のVicky Li氏によると、香港は資本の自由な流れ、安定した金融インフラ、優秀な人材、健全な規制の枠組み、信頼できる司法制度で高い評判を得ており、これらの要素は、特にファミリーオフィス特有の懸念事項であり、投資家の信頼感を支えています。
香港はアジア最大のクロスボーダー個人資産管理センターであることから、Li氏は今後5年間で運用資産の年間成長率が5〜10%に達すると予測しています。金融商品という観点からみると、香港の投資銀行システムは確立されています。香港は世界最大の株式による資金調達拠点であり、アジア第3位の債券センター(日本を除く)であり、アジア第2位のプライベート・エクイティ市場でもあります。投資プラットフォームとして理想的な都市です。
華泰国際の顧客は主に中国本土にいるため、東洋と西洋を融合したビジネス文化を持つ香港は、国際的な資産配分のための自然な橋渡し役を担います。華泰国際は、クリエイティブな投資ストラクチャ-を通じて、ファミリーオフィスのお客様にテーラーメイドのクロスボーダー投資商品を提供しています。華泰国際を、香港の4万2,000人以上の資産管理専門家、4万5,000人の公認会計士、1万3,000人の弁護士や法廷弁護士などの豊富な人材が、しっかりと支えています。
また、Li氏は次のようにも語ります。「GBAの総人口はすでに8,600万人以上に達しています。GDPは1兆6,000億米ドルを超えた中国で最も開放的で経済的にダイナミックな地域の一つであり、数多くのビジネスチャンスがあります。香港-GBA間での越境銀行口座開設制限が徐々に緩和される中、新しい越境資産管理コネクトスキームは、オフショア人民元センターとしての香港の評判をさらに高め、GBA発展の青写真における香港の重要性を高め、越境ファミリーオフィスの成長に貢献するでしょう」
詳しくはこちら(英):
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/ample-opportunities-family-offices-flourish-gba.html