【進出事例】2023年6月

［プレスリリース］

中国本土の資産運用会社が香港にマルチファミリーオフィスを開設

Homaer Internationalは、香港でのマルチファミリーオフィスの開設を発表しました。アジア随一のファミリーオフィス拠点へ成長する香港を後押しします。

Homaer Internationalは、資産運用、投資相談、財務アドバイス、ウェルスマネジメントなど、グローバルな資産配分のソリューションを富裕層顧客に提供しています。創業者兼CEOのBenny Ye氏は、香港にマルチファミリーオフィスを設立した理由として、必要な金融商品が利用できるだけでなく、一流の専門サービスを提供し、透明性が高く効率的な法律・ビジネス環境が整っていることを挙げました。「香港で発達し安定した経済は、低税率と高度で円滑な銀行システムも相まって、ファミリーオフィスが投資や資産運用を行うのに最適です」とYe氏は語りました。

29.06.2023

詳しくはこちら（英）：
https://www.investhk.gov.hk/en/news/mainland-wealth-management-company-sets-multi-family-office-hong-kong/

［Case study］

デジタル機能でヘルスケア：健康のためのヒアラブルデバイス

Well Being Digital (WBD101)は、香港に研究拠点を、広東・香港・マカオ大湾区に先進製造施設を備え、理想的な立地で高度なヒアラブル技術の開発、試験、販売に取り組んでいます。

WBD101が手がけるヒアラブルデバイスは、耳に装着して心拍数、呼吸数、深部体温、血中酸素濃度などの体内機能を測定します。CEOのKow Ping氏はシンガポール人で自国に誇りを持っていますが、WBD101にとっては香港が必要だと強調します。香港の医学研究の優位性、世界的にも優秀な大学の卒業生、そして同社の工場サポートチームがある深圳の高い製造能力、ラピッドプロトタイピング技術など、両地域の利点を享受できるとPing氏は語ります。

大湾区は、世界の大手イヤホンブランドの90％が生産拠点を置くだけでなく、製品検査を受けやすいという利点もあります。大湾区と香港では広東語と北京語を使用でき、規制プロセスも共通しています。例えば香港の公立病院で使用される香港登録の医療機器は、大湾区でも使用できます。また、香港では政府支援も手厚く、WBD101もこれまで様々な支援を受けています。Ping氏は、「香港はまさに技術革新の飛躍台で、大湾区の人材と可能性をつなぐパイプ役です。当社のような企業にこれ以上の立地はありません」と付け加えました。

09.06.2023

詳しくはこちら（英）：
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/well-being-digital-hearables-health/

10 Design：大湾区のスカイラインを形成する

広東・香港・マカオ大湾区の急速な発展は、10　Designのような建築事務所にチャンスをもたらし、この新しい大都市圏のスカイラインを形成しています。

大湾区では、世界で最も洗練され、環境に配慮したビルが急ピッチで建てられています。香港、マカオの2つの行政区と、広東省の9つの都市、合わせて8,600万人以上の人口を擁するダイナミックな大湾区は、中国政府により国家経済のハブとして計画され、これを実現する質の高いインフラと建築空間が求められています。投資の増加と市場の信頼感の高まりから、新たなショッピングモールやオフィス街、公共施設や工業団地などの需要が急増し、建築家やデザイナーにとってまたとないチャンスとなっています。香港を拠点とする国際建築事務所、10 Designにとっても大湾区は期待できる新境地です。

10 Designは2010年、湾仔事務所の30名からスタートし、現在30ヶ国を超える国籍のスタッフや建築家・デザイナー380名を擁するスタジオに成長しました。創業以来グローバルな視野に立ち、プロジェクトが急増する中で国際的な賞や評価を受けながら、エジンバラ、ドバイ、マイアミ、シンガポール、ロンドン、深圳など戦略的立地に拠点を広げてきました。2017年以降、欧米市場にも事業を拡大しています。昨年のSB Architectsとの合併発表で、10 Designの米国での展開やホスピタリティ・デザインの洗練が期待されています。

同社の成功の秘訣は、卓越したデザイン知識、サービス品質、建築デザインの進捗を計画通りに進める姿勢です。さらにCEOのRoss Milne氏は、香港を世界的な業務拠点にするメリットとして、人材の多様性や、潜在市場の大きさ、革新的な建築ソリューションを求める顧客から生まれる商機などを挙げています。

17.06.2023

詳しくはこちら（英）：
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/10-design-shaping-greater-bay-area-skyline/