【進出事例】2023年11月
［プレスリリース］
香港の活気あるフィンテックエコシステムがカナダ人起業家のアジア進出を後押し
2023年11月10日、様々なデジタル資産を扱うCoinstreetPRO (Global) Limitedは、アジアの地域本部となるCSpro (Hong Kong) Limitedを設立したと発表しました。セキュリティートークンオファリング(STO)に特化した企業として、香港で初めて認可されました。アジアのプロの投資家へサービスを提供するため、香港のフィンテックエコシスムと優れた規制制度を活用しています。
CSproの創業者兼CEOのSamson Lee氏は、次のように述べました。「香港は、強固な規制、戦略的立地、活気ある金融エコシステムでよく知られ、当社の事業拡大にとっても好ましい場所です」さらに、「香港は機関投資家、ベンチャーキャピタル、プライベートエクイティ、個人投資家など、投資家層も多様です。金融の安定性、透明性、投資家保護に定評があり、STO取引に対する投資家の信頼を高めています」と説明しました。
「STOに携わる企業は、香港の活気ある資本市場と金融機関の強力なネットワークによって資金アクセスに恵まれ、膨大な投資家プールや潜在的パートナーとつながることができます」とLee氏は付け加えました。
10.11.2023
香港の堅調なウェルネス市場に米国フィットネスブランドが進出
2023年11月16日、米国のフィットネスチェーンGO24 Fitnessは、オフィスワーカー向けの24時間営業ジム、ONYXをオープンしました。
GO24 Fitnessの共同創業者であるTrudy Chan氏は、次のように述べました。「香港の多くのオフィスワーカーは健康志向でワークアウトが好きですが、なかなか時間が取れません。ONYXは、GO24 Fitnessジムと同様24時間営業で、出勤前、ランチタイム、仕事の後に一汗流したいときなど、運動する時間を柔軟に選べます」
Chan氏によると、ONYXは鰂魚涌（クオリーベイ）の太古坊（タイクープレイス）にある高級ジムブランドで、他にはないエクササイズ機器や快適な設備を提供し、会員向けフィットネスクラスも多数用意しています。2024年初めには中環（セントラル）にもONYXナイトクラブをオープンする予定です。
16.11.2023
詳しくはこちら（英）：
https://www.investhk.gov.hk/en/news/hong-kong-s-robust-wellness-market-sees-us-gym-brand-expanding-city/
グローバル拠点である香港の地位と中国本土との強い関係を事業拡大に活かす照明・電気技術企業
2023年11月21日、NextG Technology Limitedは、革新的ソリューションを手がける産業技術企業のビジネスアクセラレーターとして、アジアや世界での事業成長を加速させるとしました。
NextGの創業者であるMichael Tian氏は、技術革新の中心地である香港の地位を活用して大中華圏市場を開拓し、中東、東南アジア、アメリカ大陸でも躍進していると述べました。「香港の戦略的立地と大湾区の研究能力を駆使し、当社製品の世界的普及とブランド認知の確立を目指しています。当社の技術革新が香港の知的財産権保護で守られ、グローバル展開できることをうれしく思います」とTian氏は語りました。
同社の広報・事業戦略担当部長のMartin Wang氏は、香港について「中国本土と大湾区の中継地点に位置し、華南地域最大の経済・製造拠点」であると述べ、同社の事業拡大に適した条件が揃っていると語りました。
21.11.2023
［ケーススタディ］
香港: 卓越した物流センター
輸送・ロジスティクス会社大手のGEODISは、大湾区へのサービス提供に香港の人工知能（AI）を活用しています。
香港は、中国本土とアジア太平洋地域の物流を結ぶ重要なパイプ役であり、GEODISは、この地理的優位性を活かして香港に北アジア地域本部を設立しました。香港サイエンスパークのインキュベート企業が開発した自律型移動ロボットを使い、AI技術を応用して元朗（ユンロン）の配送センターでスマート物流サービスを強化しています。
GEODISの北アジア担当マネージング・ディレクターのChris Cahill氏は、次のように述べました。「大湾区に近接する香港は、当社の空路、海路、陸路によるマルチモーダル輸送に理想的な立地です。政府の事業支援や自由貿易協定・政策が、貿易やロジスティクスの発展を促進しています」さらに、インフラ整備や投資が、国際海運、貿易、航空のハブとしての香港の役割を高めていると言います。貨物の移動が自由な香港は、柔軟かつ迅速なサービスを求めるアジアの顧客ニーズにも対応できます。
Cahill氏は、「香港はアジア太平洋と中東の成長計画において不可欠な役割を担っています。当社の物流ネットワークの要として、香港に継続的に投資していきます」と語りました。
香港で存在感を発揮するアムステルダムの国際ビジネスサービスプロバイダー
TMF Groupは、1988年の設立以来、企業のグローバルビジネスの効率的かつ効果的な運営を支援しています。香港の戦略的立地に注目し、1994年にアジア太平洋本部を設置しました。地域の顧客に財務、資金調達、税務、法務、企業秘書、人事や経営管理など幅広いサービスを提供しています。
TMF香港のマネージング・ディレクターであるMaggie Chan氏は、次のように語りました。「香港の経済はダイナミックでビジネス展開に適しています。その競争力を支えているのは、強固で独立した法制度、資本・モノの自由な流れ、自由な貿易・投資体制、シンプルで低税率の税制、世界トップクラスの人材、良好なビジネス環境、そして効率的な政府です」
同社は、香港での存在感を活かし、中国本土への進出を検討する外資系企業により良いサービスを提供できるようになりました。2006年に中国本土チームを立ち上げ、現在は上海、北京、成都、深圳、天津、広州にオフィスを開設し、あらゆる規模の企業に現地の専門知識を提供しています。
アジア太平洋地域の継続的な経済発展と香港・中国両政府の各種支援策によって、アジアには成長と商機があふれています。TMF Groupは、こうした好機を掴むためのヒントやサポートを顧客に提供し、自社事業の拡大に加え、インベスト香港のような信頼できるパートナーとの連携を進めていきます。
詳しくはこちら（英）：
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/hong-kong-beckons-international-business-services-provider/