ニュースリリース
陸前高田の小学校で、香港のアートを体験するクリエイティブ課外授業を開催
本日(4月24日)、岩手県の陸前高田市立高田小学校で、香港人アーティストのダニー・ヨン氏によるクリエイティブ課外授業が開催されました。計2回行われたセッションには同校の児童約130人が参加し、アートを創造する楽しさを体験しました。
今回のクリエイティブ課外授業は、ヨン氏の作品である「天天向上―Tian Tian Xiang Shang」を用いて行われました。子どもたちは、ヨン氏のほか、香港のアート集団「進念・二十面体」に属する3人のコーディネーターの指導の下、デザインの施されていない基本の天天像をカスタマイズして自分の作品を作り出すことで、創造性を伸ばしました。
香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)の黄碧兒(サリー・ウォン)首席代表は、この課外授業で子どもたちがそれぞれの個性あふれる作品を生み出す様子を見て、その創造性に感心していました。
「芸術は、生命や自然、そして世界の素晴らしさを理解する上での一つの重要な形式です。芸術や芸術的創造を体験する中で、子どもたちは美的感覚や創造的思考、表現力やコミュニケーション能力を養うことができるのです。また、創造することを通して、喜びと充足感を得られるでしょう。
今回の課外授業は、子どもたちが自らの芸術的才能を探り、外国の文化を垣間見る機会になったことと思います。それはまた、日本と香港の一種の文化交流でもあるのです」と、黄(ウォン)首席代表は話しています。
この課外授業は、香港経済貿易代表部が主催するアートプロジェクト「Hong Kong + Japan Crossing Partnership in Creativity 香港デザイナーズウィーク」の一環として行われました。同プロジェクトは、アートおよびクリエイティブ産業の分野における香港と日本のパートナーシップを強めることを目的としたものです。
高田小学校の子どもたちの作品は、5月15日~20日に東京で開催される「天天向上―Tian Tian Xiang Shang」像の展示において、日本人作家および香港の作家や子どもたちの作品とともに展示されることになっています。
「こうした活動を通して、日本の子どもたちは日本と香港の文化的な絆を育む力となることでしょう。その絆はまた、双方の人々の間の友情を深めることにもつながります」と、黄首席代表は述べました。
「Hong Kong + Japan Crossing Partnership in Creativity 香港デザイナーズウィーク」は、香港デザイン年および香港特別行政区設立15周年を記念して行われるイベントの一つです。
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