ニュースリリース
次世代を育む政策
CYリョン行政長官は本日(1月15日)、その施政方針演説で、秀逸性に関して多面性をもつカルチャーの促進、教育、雇用を通じた若者の育成、全人格的な発展の促進に関する政策を明らかにした。
「若者は人生に対して前向きな姿勢と社会意識に対する感覚に基づいて育成されねばならない」と長官は述べた。
「若者は香港と中国の発展に興味を抱き、同時に国際的視野を持たなければならない」
「また若者は個人の権利と社会的責務の両方を重視しなければならない」
長官は香港の人的資本の形成に関して包括的な戦略を発表した。そのなかには幼稚園教育への支援、恵まれない学生への支援、高等教育と職業教育の促進、人生設計と全方位的発展の促進などを含む。
幼稚園教育の親への負担軽減のため、2014/15年度と2015/16年度の就学前教育バウチャーの支給額を年2500ドルとする。
翌年度から3つのコミュニティ支援基金の学習支援計画を通常の支援改革に組み入れる。これにより27万人の学生が恩恵を得る。
政府はより多くの学生に高等教育の機会を提供する。
- 大学補助委員会が設立した学校に2018/19年度までに、5000の学位未取得の比較的年齢の高い人々を学部生として受け入れる。
- 毎回最大1000人の学生が自己資金で特定の学位において学部レベルで学習ができるような新たな支援計画の実現可能性を検討する。
- 中国本土で学習する学生のための経済支援計画を導入する。
- 毎回最大100人の学生が香港域外で就学できる新たな奨学金制度を設ける。奨学金は最大年間25万ドルとし、必要のある学生には、要返還奨学金として毎年の上限を20万ドルとする奨学金を設ける。
- 1億ドルの奨学金基金を設け、2015/16年度から大学と高等教育機関が、スポーツ、芸術、コミュニティサービス等で秀でた地元学生を年に約20人受け入れるよう求める。
上環と大埔の2つに加えて、旺角と佐敦の2つのユースホステル事業を新たに開始する。合わせて約1000の宿泊場所を提供する。
政府は学習支援補助を30%増額することで、通常の学校で学んでいる特殊な教育の必要性を有する学生への支援を強化する。
「政府はわれわれの教育システムにおける職業教育の位置づけを再構築すべきである」と長官は述べた。
職業訓練の強化のため、職業教育に関するタスクフォースが設立され、社会において職業教育を促進するための戦略立案にあたると長官は述べた。
中高生の人生設計と職業ガイダンスを支援するため、学校とNGOに追加的なリソースが割り当てられる。
また政府は、切実に労働力を必要とする産業が人材を獲得し、引き止めるための訓練および支援に関する試験計画を開始する。
「政府および参加業界は、訓練を受ける最初の年、そして見習いの3年間を通じて生徒に奨学金または補助金を提供する」
職業訓練局には経常的な資金が割り当てられ、9000人以上の生徒が実習の機会を得る。
「教室の外での学習は学生に異なった分野での可能性に気づかせ、彼らの人格や多面的な知能の発展を促し、総合的な学習経験を与える」と長官は述べた。
政府は、ボーイスカウト、ガールスカウト、香港赤十字、香港交通安全隊などいわゆる制服グループに対する通常の支援額を倍増する。また「被支援学生隊員支援計画」への補助額を引き上げる。さらに、医療補助隊少年団の人数は5年以内に1000人から3000人に増加する。
恵まれない人々のためのパートナーシップ基金に対し、当初の2億ドルに加え、2億ドルを追加で割り当てる。
この基金からの追加資金により一般家庭出身の小・中・高校生のために、より多くの放課後学習や支援プログラムが開始されると長官は述べた。
政府は今年、第4次情報技術教育戦略を打ち出す。それは次の学年度からの段階的なすべての公立学校でのワイヤレスネットワークサービス、その他の関連支援施設の提供といったイニシアティブを含む。
長官は、学生には視野を香港の外へと広げるよう促すべきだと述べた。
「国際青年交流プログラムをより多くの国や都市と実行できるよう、政府は積極的に動いている」
政府の資金でコミュニティ組織が運営する中国本土との交流・インターンシッププログラムの参加人数枠は、来年には現在の9600人から1万4000人に増加する。
政府はワーキングホリデー制度をより多くの国々に拡大するよう努めていくと長官は述べた。
以上