ニュースリリース
エコファクトリー、アジアで環境にやさしいエアコンを販売
輻射式(放射式)冷暖房システムの設計および製造を手掛ける株式会社エコファクトリー(本社:熊本)は本日(7月11日)、大規模な建設プロジェクトにおけるエコ換気システム納入に向け、冷暖房システムを扱う香港およびアジアの大手企業と積極的に商談を進めていることを発表しました。
株式会社エコファクトリーは建築士の村上尊宣氏が九州・熊本にて創業した会社です。同氏は2007年に日本において輻射式(放射式)冷暖房システム「エコウィン」を開発・商品化し、特許を取得しました。今日では、エコファクトリーを含む5社が日本において同様の冷暖房システムを製造しています。
エコウィンはアルミニウム製の管に冷水や温水を通すことで放射される遠赤外線によって、部屋を暖めたり冷やしたりします。水の加熱および冷却は室外ユニットで行われ、水は再利用されます。エコウィンは無動力のためエアコンのようなモーターノイズがなく、また無風であるため風切り音もなく、質の高い静寂性を実現しています。さらに、通常のエアコンと比較すると約30%の省エネ効果も実現しています。
「エコウィンは日本ではオフィス、幼稚園、老人ホーム、スタジアムなどの屋内空間で幅広い導入実績があります」と、Eco Factory (Asia) Ltdのマネージング・ディレクターであるリン・ワイミン氏は述べました。
同氏はまた、「村上氏は地球環境を守りたいという願いからエコウィンを開発しました。その願いを達成するためには日本を飛び出し、アジア各国にエコウィンのコンセプトを拡げる必要があると確信しています」とも述べました。
「香港は我々にとって事業を行う最適な場所です。既に香港の建設業界からも引き合いがあり、シンガポールやマレーシアの企業とも商談を進めています。アジアにおいても環境保全の意識は高まっており、長期的にはアジアの消費者にエコウィンは受け入れられると確信しています」と、同氏はさらに付け加えました。
香港投資推進局のチャールズ・ン局長代理は次ように述べました。「香港の建築業界はダイナミックであり、今後アジアにおいてエコウィンのコンセプトを広めていく上で、香港は強固な拠点となるでしょう。香港はアジアの建設業界を牽引しています。香港の建設関連企業はニッチ製品を目ざとく見つけ出し、自ら手掛ける建設プロジェクトの質の向上に上手く適用させます。したがって、まずは香港でエコウィンを販売し、その後にアジア各国へそのコンセプトを拡げることは、エコファクトリーにとって成功への絶好のチャンスとなるでしょう。」
エコファクトリーについて
一級建築士事務所・有限会社ロクスの創業者である村上尊宣氏は、1996年にエコウィンの設計・製造を行う株式会社エコファクトリーを設立しました。2005年からはエコ建築設計に取り組み始めました。エコウィンは村上氏の環境保全コンセプトを具現化した製品であり、数々の受賞歴を誇ります。
詳しい内容は www.ecofactory.jp をご覧ください。
香港投資推進局(インベスト香港)について
インベスト香港は、海外直接投資を誘致するために2000年7月に設立された香港特別行政区政府の一部局で、海外および中国本土の企業が香港で事業を設立あるいは拡大する際の支援を行っています。香港の活気溢れる経済において進出企業を成功に導くために、ご要望に応じたサービスやアドバイスを無償で提供しています。2014年6月時点で、インベスト香港は累計3,300件を超える進出案件の支援を実行しました。それら事業の立ち上げまたは拡大の初年度には36,400人以上の新規雇用を創出し、880億香港ドルの投資を誘致しました。
詳しくは www.investhk.gov.hk をご覧ください。
イベントの写真については、
www.flickr.com/photos/investhk/sets/72157645649692203/ をご覧ください。
以上