環境保護は香港政府の最優先事項の一つです。環境省は2013年3月に「香港クリーンエア計画」を発表し、今年1月には新たな大気質目標が実施されました。
香港の新しい大気質目標では、世界保健機関(WHO)が示した大気質指針の中間目標と最終目標に照らした基準が設定されています。これらの目標は、EUや米国といった先進地域で採用されている大気質基準と同等のものです。
この新たな目標を達成するため、政府は幅広い大気質改善施策を提示しました。これには、ユーロ3規制以前のディーゼル商用車の段階的な廃止などが含まれます。また2014年2月以降、ディーゼル商用車の公道での走行は新車登録から15年間との制限が設けられました。
一方、香港政府と広東省政府は2012年11月、地域の大気質の改善を目指して2015年と2020年の排出削減目標を定めています。