国連貿易開発会議(UNCTAD)の「2014年世界投資報告書」によると、香港は2013年の海外直接投資(FDI)受入額で世界第4位となりました。
第1位は米国(1,880億米ドル)で、中国本土(1,240億米ドル)、ロシア(790億米ドル)、香港(770億米ドル)、ブラジル(640億米ドル)が続いています。香港は前年同様、FDI受入額で中国本土に次ぐアジア第2位でした。
香港は多国籍企業の誘致で"大きな成功"を収めており、香港に地域統括本部を置く多国籍企業の数は2013年時点で1,400社近くに上ると報告書は指摘。香港は引き続き、アジア太平洋市場を狙う多国籍企業の"主な進出先"の一つとなっていると述べています。
一方、対外直接投資額において香港は世界第5位(920億米ドル)でした。第1位の米国(3,380億米ドル)に続き、日本(1,360億米ドル)、中国本土(1,010億米ドル)、ロシア(950億米ドル)が上位に入りました。