国際通貨基金(IMF)は5月23日、香港の金融システムに関する安定性評価報告書を発表。香港の金融システムは適切な規制による管理・監督がなされており、衝撃に耐える力があると高く評価しました。
報告書はまた、香港の金融業界は世界有数の規模と先進性を有するとし、世界経済フォーラムがまとめた金融発展指数でも首位にランクしたことに言及しています。
香港の銀行システムについて報告書は、その資産総額は2兆米ドルと香港のGDPの約7倍に相当し、豊富な資本、高い収益性と流動性を備えているとしました。さらに、時価総額がGDPの10倍に上る株式市場には厚みと流動性があり、効率的だと評するとともに、保険業界はアジア第2位の高い普及率を誇り、十分な資本を有していると指摘しました。