香港の街並みや風物詩を精巧なミニチュアで再現した作品を通して、香港の文化や人々の暮らしを紹介しようと、「香港ミニチュア展」が10月13日から23日まで、東京・池袋のサンシャインシティで開催されました。香港経済貿易代表部が主催し、香港政府観光局の後援で行われた同展への来場者数は約42,000人に上り、好評を博しました。
会場には、香港という街の個性と活気をとらえたミニチュア作品39点が展示されました。これらの作品は、香港で活動する14人のアーティストが手がけたもので、香港の古き良き伝統や独自の文化、街角の風景や日常生活の細部が生き生きと描き出されています。「大坑村の火龍の舞い」、「長洲島の饅頭祭り」といった伝統行事、また香港の昔の街並みや店の様子などを再現した作品が並び、会場は精緻な細工に目を凝らしたり、さまざまな角度から写真を撮ったりする来場者で終日賑わいました。
香港経済貿易代表部の黄碧兒(サリー・ウォン)首席代表は、同展を通じて日本の皆さまに香港をより良く知ってもらうとともに、旅行先としての香港の魅力をPRしたいと述べています。また、「どの作品も東洋と西洋、古きと新しきが混ざり合う香港の文化や伝統の本質を鮮やかに描いており、国際都市・香港のユニークな魅力を伝えている。これらの見事な作品は、香港のアーティストの創造力と熱意を示すものでもある」と話しました。
今年3月には大阪で同様の展示が開催され、3万人を超える来場者を集めました。6ページで一部の作品を紹介していますので、合わせてご覧ください。