日本のおむすび屋さん、香港で快進撃

百農社国際有限公司 董事長 西田宗生氏

2010 年、「日本の米を世界へ」という使命の下、百農社國際有限公司（Hyakunousha International Limited）の董事長西田宗生氏は、香港におむすび専門店「華御結」を立ち上げました。その後、3 年間で11 店舗にまで店舗数を急拡大させました。

「華御結」の店舗は、オフィス街で働く人々が多く集まる商業地区内にあり、小規模な店舗や期間限定の店舗で営業しています。高品質でかつ現地の人々の好みを取り入れた味付けのヘルシーなメニューが香港の人々を魅了し、店舗前には毎日行列ができます。また、毎月テーマを設定して商品を提供し、販売促進を図っており、新しいもの好きの香港人を飽きさせません。

「上海や北京でもフィージビリティースタディを行いましたが、日本の米を販売するには、香港市場が最適であるという結論に達しました。香港の会社設立に関する制度とそのビジネス環境は、起業家にとってこれ以上にない好環境です。香港の人々は洗練されており、食に対して健康志向です。」と西田氏は述べています。

西田氏は、今後3 年間で、香港に100 店舗のオープンを目指しており、商業· 教育部門へのケータリングサービスの展開も視野に入れています。