香港経済貿易代表部は11月11日、石川県金沢市で香港ビジネスセミナーを開催し、地元企業に香港の戦略的立地とその強みを活用して中国本土、アジア、さらにはその先の世界の市場を開拓するよう促しました。
セミナーで講演した黄碧兒(サリー・ウォン)首席代表は、低税率のシンプルな税制、自由市場の原則、戦略的な立地、世界との優れた接続性などの香港の競争優位性を強調しました。
また黄首席代表は、アジアからアフリカ、ヨーロッパへとつながる地域でのインフラ整備や経済・文化交流を進める「一帯一路」構想により、膨大な機会がもたらされるだろうと語りました。「香港は、『一帯一路』のための資金調達・財務管理センターとなるだけの手段や専門知識、接続性を備えている」と述べ、香港が有する多くのメリットを役立てることで、この構想から生まれるチャンスをつかむよう呼びかけました。
今回のセミナーでは他に、香港貿易発展局の伊東正裕大阪事務所長、香港政府観光局の堀和典日本局長、インベスト香港の佐々木由紀雄投資推進室長、株式会社ハチバンの吉村由則取締役執行役員が講演を行いました。