製品の安全性試験で55年の実績を持つ、一般財団法人 日本文化用品安全試験所(MGSL)は、国際市場への事業展開の拠点として香港事業所を開設しました。MGSLの試験検査業務は9事業から構成されていますが、香港事務所では主に玩具の安全検査業務及び家庭用日用品の化学分析業務を展開しています。厚生労働省食品衛生法に基づく外国公的検査機関、並びに香港政府認定の検査機関として、試験、検査分野で幅広いサービスを提供しています。
香港は、アジアにおける試験および認証ハブとしての地位を確立してきました。MGSL専務理事 渡邊孝善氏は香港政府の正式認可を受けた試験所を持つことは、海外事業展開において大きな強みだと捉えています。国際的なルールや規制に準拠している香港政府の正式認可が、ヨーロッパなどの海外市場で認められる傾向にあるからです。MGSL香港事業所は、総合的な試験サービスを提供するだけでなく、中国南部や東南アジアのお客様をサポートするための地域統括本部としての機能も果たす予定です。